フィンランドに「ハイブリッド戦」 NATO入り受け移民送り付け ロシア（時事通信） - Yahoo!ニュース
以下は記事の要約です。
NATO入りに反発: ロシアは、ウクライナに侵攻したことでフィンランドがNATOに加盟したことに怒り、国境地帯に中東出身の移民を送り込んでいるとされる。これは、フィンランドやEUを混乱させ、けん制するための戦略だとみられる。
パッケージ旅行の移民: 移民の出身国はシリア、イラク、イエメンなどで、EU行きを希望しているというが、実際はロシアやベラルーシからの航空便や車、自転車などを含む「パッケージ旅行」であり、1人当たり2000～3000ユーロであっせんされているという。移民は厳しい寒さの中で国境地帯にとどまっている。
ハイブリッド戦争の手法: ロシアは、軍事力と非軍事力を組み合わせた「ハイブリッド戦争」に着手したとの指摘がある。3移民を「武器」とする手法は、2021年にベラルーシが反体制派を弾圧した際にもポーランドやリトアニアに対して用いられた。4米シンクタンクは、ロシアが移民危機を人為的につくり出すためにハイブリッド戦術を採用していると指摘している。
フィンランドの対応: フィンランドは、移民の流入を防ぐために国境検問所をほとんど封鎖すると発表した。オルポ首相は、ロシアが移民危機を引き起こしたと訴え、NATOやEUと連携して対処すると述べた。
