ウクライナのスナイパー、「歴代最長」3.8キロ先のロシア兵狙撃に成功（朝鮮日報日本語版） - Yahoo!ニュース
ウクライナとロシアの間で続く紛争の中で、ウクライナの狙撃手が驚異的な射撃を成功させたというニュースが話題になっている。ウクライナ保安庁（SBU）に所属するスナイパーが、なんと3.8キロも離れた場所にいるロシアの軍人に銃弾を命中させたというのだ。公式に確認されれば、歴代最長の狙撃距離記録となる。
この記事では、以下の点について紹介する。
- 狙撃の映像: ソーシャルメディアで公開された映像には、ぼやけた拡大画面の中に3人の兵士が見える。そのうちの1人が倒れ、残りの2人が身を伏せる様子が収められている。SBUは、この映像が狙撃の瞬間を捉えたものだと主張している。
- 狙撃に使われたライフル: SBUの狙撃手は、ウクライナが独自に作った「ホライズンズ・ロード（Horizon’s Lord）」ライフルを使ったと伝えられている。このライフルは、山岳地帯や砂漠などの接近が困難な作戦地域で効果的に作戦を遂行できるように設計されたもので、公式に知られている有効射程は2.5キロだという。
- 従来の狙撃の世界記録: 従来の狙撃の世界記録は3540メートルで、2017年にカナダの特殊部隊に所属するスナイパーがイラクで立てたものだ。それ以前は、英国のスナイパー、クレイグ・ハリソン（Craig Harrison）が09年にアフガニスタンでタリバンの要員を2475メートルの距離から射殺したのが最長記録だった。
- SBUの主張の信憑性: SBUの主張は、独立的に確認することができない。外国のメディアや専門家からは、狙撃の距離や映像の真偽に疑問や批判が寄せられている。ウクライナとロシアの間では、プロパガンダや偽情報の応酬が繰り広げられており、事実と虚構の区別が難しい状況にある。
ウクライナの狙撃手が本当に世界記録を更新したのかどうかは、今後の調査や検証によって明らかになるだろう。しかし、このニュースは、ウクライナとロシアの間の緊張が高まっていることを示す一例として、注目に値する。
